この講義では、体重管理と代謝のメカニズムについて詳しく説明されています。食べても太らない理由やがん末期患者の体重減少、適切な体重増加の方法、代謝と体の作り替え、グルカゴンとコルチゾールの役割、食事の頻度と体重管理、炭水化物抜きダイエットの影響、糖新生とその影響、肝機能と食事の関係、炭水化物の重要性について議論されています。特に、健康的な体重増加には栄養バランスの取れた食事が重要であることが強調されています。
要点
- 食べても太らない人の理由
- がん末期患者の体重減少
- 適切な体重増加の方法
- 代謝と体の作り替え
- グルカゴンとコルチゾールの役割
- 食事の頻度と体重管理
- 炭水化物抜きダイエットの影響
- 糖新生とその影響
- 肝機能と食事の関係
- 炭水化物の重要性
ハイライト
"食べても太らないことが必ずしも健康的であるとは限らない。"
"正しいやっぱり代謝が分かっていてどうやって消化吸収されるってのが分かっていないと,ただ単に筋肉が少ないから筋肉のもとを食べればいいってそんな簡単に体できてないんですよ。"-- Speaker 1
章とトピック
食べても太らない人の理由
食べても太らない人は、体が常に自分を壊している状態にあることが多い。これはグルカゴンやコルチゾールといったホルモンが関与している。
- 要点
- グルカゴンやコルチゾールが高いと体重が増えにくい。
- これらのホルモンは緊急時に体のタンパク質や脂肪を分解してエネルギーを作る。
- 説明食事が少ないとブドウ糖が不足し、グルカゴンやコルチゾールが分泌され、体の組織を分解してエネルギーを作るため、体重が増えにくくなる。
適切な体重増加の方法
体重を増やすには、筋肉や骨、内臓が適切に成長することが重要であり、単に脂肪を増やすことではない。
- 要点
- 3食しっかり食べることが重要。
- お菓子やジャンクフードではなく、栄養バランスの取れた食事を心がける。
- 説明体重を健康的に増やすためには、栄養バランスの取れた食事を摂り、筋肉や骨、内臓が適切に成長するようにする。
炭水化物抜きダイエットの影響
炭水化物を抜くと、体はグルカゴンを使って体の組織を分解し、エネルギーを作るため、体重が減るが、健康には良くない。
- 要点
- 炭水化物を抜くとグルカゴンが分泌され、体の組織を分解する。
- 糖新生が起こり、アンモニアやケトンが生成される。
- 説明炭水化物を抜くと、体はエネルギーを作るために体の組織を分解し、結果として体重が減るが、アンモニアやケトンが生成され、健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
プロテインの摂取とその影響
プロテインは多くの場合、大豆や乳製品から作られたものであり、大豆にはタンパク分解を阻害する酵素が含まれている。これにより、プロテインを大量に摂取しても体重が増えないことがある。
- 要点
- 大豆にはトリプシンを阻害する酵素が含まれている。
- プロテインを大量に摂取しても体重が増えないことが多い。
- プロテインは大豆や乳製品から作られることが多い。
- 説明プロテインを摂取する際には、吸収されるために適切に噛むことが重要であり、ただ飲むだけでは吸収されにくい。特に大豆由来のプロテインは、トリプシン阻害酵素の影響で吸収が阻害されることがある。
- 留意点
- プロテインを摂取する際には、適切に噛むことが重要である。
- 大豆由来のプロテインは吸収が阻害される可能性がある。
リーキーガット症候群
リーキーガット症候群は、小腸の吸収する穴が広がり、通常は吸収されないアレルギー物質や体に害のある物質が吸収される状態を指す。
- 要点
- 必須アミノ酸が不足するとリーキーガット症候群が発生する可能性がある。
- リーキーガット症候群では、通常は吸収されない物質が体内に入る。
- 説明タンパク質が不足すると、小腸の吸収する穴が広がり、通常は吸収されないアレルギー物質や体に害のある物質が吸収されるようになる。これにより、体内で異常な反応が起こる可能性がある。
- 留意点
- 必須アミノ酸を適切に摂取することが重要である。
- リーキーガット症候群を防ぐためには、バランスの取れた食事が必要である。
炭水化物の重要性
炭水化物は体重を増やすために重要であり、特に痩せている人は炭水化物を頻回に摂取することが推奨される。
- 要点
- 炭水化物を摂取することでグルカゴンの分泌を抑えることができる。
- 頻回食により持続的にブドウ糖を供給することが重要である。
- 説明炭水化物を摂取することで、グルカゴンの分泌を抑え、持続的にブドウ糖を供給することができる。これにより、体重を増やすための基盤が整う。
- 留意点
- 炭水化物を頻回に摂取することが推奨される。
- 白米をよく噛んで食べることが重要である。
本文
日本の病を治す。吉野俊明です。今回は、食べても太らない人がなぜいるのかというお話です。皆さんの周りにもいるんじゃないですかね。もう信じられないくらいたくさん食べてて、全然太らない人。フードファイターみたいな人がそうなのかもしれませんけども、我々としては、やっぱり病気の人を扱うので、やっぱり痩せてる状態だとですね、なくなってしまうわけですよね。
特に、がんが進行して末期になると、悪質液っていう状態になるんですけども、本当に骨と皮みたいになって、多臓器不全になって、食べても食べても全然太らないどころか、食べれなくなってしまって、なくなっちゃうっていうような人たちを見てるわけです。今回は、どうして食べてるのに太らないのか。ガツガツ食べて太らなくて、自分がいいんだ、だから何でも食べられるからいいんだって思ってる人いるかもしれませんけども、これ実はやっぱり危険なんですね。
なので、どうやったらちゃんと適切に体重が増えていくのか。これは太るっていうのとちょっと違います。ちゃんと骨も太くなって筋肉量もついて、そしてちゃんと内臓も大きくなって体重が増えるっていう、そういう太り方ですね。お菓子とかジャンクフードをたくさん食べて太ろうとする人もいるんですけども、それは体重が増えてるのかもしれませんけども、それは体が痩せてる状態が適切に筋肉や内臓や骨が大きくなったっていうのは違います。
ですからそこを間違えないようにしてください。我々の体はどういうふうに代謝しているかですけども、例えば髪の毛とか皮膚は作ったらそのまんま作りっぱなしです。皮膚は赤として。いきますね。髪の毛は伸びたらある程度したら抜け落ちちゃいますよね。作りっぱなしのところというところと、それから筋肉。一番極端なのは骨ですよね。骨ってどうやって作ってどうやって壊してるんですか。ずっと骨だから骨みたいなのが一生あるのか違います。骨もやっぱり新陳代謝してるんですね。
骨は骨が細胞。骨の目の細胞って書きますけども、骨が細胞というものが骨を作り、破骨細胞、骨を破壊するって書いてる細胞が壊して、そしてだいたい2年半ぐらいで我々の体の骨は全部入れ替わってるんですね。このようにして内臓や血液も作って捨てる。作って捨てる。そういうことをしてるわけです。この作るのとそれから壊すののバランスが壊れていて。
壊れる量が多くなっているっていう人が体重が増えない人。あるいは食べても食べても体重は減ってないんだけども、常に体を作り続けていないと体が維持できない。という人ですね。患者さんとしてもそういう方はたくさん来ます。まず何が一番いけないかというと、これはグルカゴンとかコルチゾールというこういうホルモンがあります。これは緊急事態に自分の内臓を壊して、タンパク質とか脂肪を壊して、そこからブドウ糖を作るという緊急避難の回路なんですね。
これが高い人は太りません。なぜならいつも自分の体を壊しているからですね。このホルモンがなぜ出るのかということは、これはブドウ糖が足りないからなんですよ。ブドウ糖が足りないのというのは一番簡単なのは食べている量が少ないというのがあります。うちの外来にも健康のために1日1食にしてますとか、週末は断食してますとか言って太らないという人がいるんですけど、当たり前です。それは車で言ったらガソリンを入れてないのに使っているわけですから、どうしてこんなに太らないんですかって言ったら1日1食にしてます。
ちゃんと3食食べてくださいって言うと3食食べたら体に悪いって言ってるからでこの私はですね1日3食は絶対必要だと思ってるんですけどもこの食の何食食べるっていう定義がですね人によってバラバラなんですよほとんどの人が朝ごはん昼ごはん夜ごはんとして意識したものが食事になってます。お菓子を食べたとか疲れてる時に甘いジュース飲んだとかもらったお菓子を食べてるとかお土産でもらったものを食べてるって言うとカウントしないんですねでこうすると日本人ってね今平均皆さん何食食べてるか知ってます?
そうすると皆さん私3食ですっていう人がほとんどなんですよ下手すると朝食べないから2食だっていう人がほとんどなんですね答えから言うと平均が13食です。えーって言うかもしれませんけど例えば朝起きますよね喉が渇いてるから水を飲むと。でお手洗いに行くと朝ごはん食べると駅に行ってなんか自動販売機ピッて買っちゃうと。飲んじゃうと。もうこれ3食ですよ。それで電車の中でフリスクのような飴みたいなものを食べてる。1個食べたら2個食べたって言ったら、
四国に着くまでにもう5食くらい食べてるわけですよ。それでコーヒー飲みながら、お菓子食べながら、だらだらだらだら食べながらお昼ご飯になったったら、もうお昼ご飯って7食くらいになってるんですね。それで午後になったら出張から帰ってきたよってお土産もらったとか、これお客さんからもらったんですよってものも食べて、それでまた駅に行ってまたジュース買って飲んで、で、食事して、で、晩食でチーズ食べたりしながらチビチビやったりとか、もうあっという間に10何食ですよ。で、もう糖尿病の人に全て食べたものを書いてくださいってレコーディングダイエットするって、
水でも書け、お茶でも書けって言うと、23食とか普通にやってますよ。で、この人たちが週末ダイエットするのは意味があるでしょう。なぜなら過食だからです。あるいは13時間以上抜けなんていうのも流行ってますよね。例えば夜12時まで飲んじゃったとかって言ったら、それはかなり高血糖になってます。下手すると240とか300くらいになってるかもしれない。これが正常。そういう夜食べちゃったとかね、いう人は開けるのがいいですけども、本当に単食食べてて、完食がないような人がこれやったら当たり前です。カロリーが足りないんです。ここは絶対間違えないでください。
それから、炭水化物を抜く。ローカーボ、ローカーボってね、こういう炭水化物抜きダイエットっていうのをやって体重が増えないって言ってる人がなんと多いことでしょうか。もともとは、この炭水化物を抜くと当然ブドウ糖がないわけですから、どっかからブドウ糖を調達してこなきゃいけない。それが先ほど言ったグルカゴンというものを出して、体の内臓ですとか、骨とか脂肪とかを壊して、ここからブドウ糖を作るっていうホルモンを使うわけですよ。ですから、炭水化物を取らないでいると、当然グルカゴンを使うわけですから、痩せるわけですよね。
なので、太ってる人が痩せるというのにはいいかもしれないけども、それでもやっぱりダメなんですね。なぜかというと、この糖心性って言うんですけど、コルチゾールを使って糖心性が起きると、タンパク質を分解するとアンモニアができてしまいます。脂肪を分解するとケトンというものができてしまいます。アンモニアは絶対栄養には使えませんから、これは肝臓で尿素というものに転換して、そしておしっことして捨てるわけですね。アンモニアは発汗性があります。それから肝臓の毒になります。
うちに来ている患者さんで何人か経験があるんですけど、やっぱり痩せている方なんですね。それでご飯はあんまり食べないと言っていて、ALTとかASTとかという肝臓の酵素のマーカーがすごく高くなっている。あなた肝臓が悪いですねと言って、普通の内科だとウルソを出しますよとか、その肝臓の薬をもらっちゃうんですけども、あなたはグルカゴンが出ているからダメなんですよって、ちゃんとご飯を食べるようにしてくださいって言うと、自然にお酒も何にも飲んでいない人の肝機能がちゃんと数値が下がってきて、体重が増えてきて戻ってくるなんてよくある話なんですね。
だからこの炭水化物の意味もなく、炭水化物を抜くっていうのはですね、お菓子とかケーキとかチョコレートとかこういう砂糖が入ってたりするもの、あるいは過度に品種改良を受けている尋常じゃないほど甘い果物ですとか、さつまいも、それから最近ですとトウモロコシもすごく糖度が高いんですよ。糖度っていうのは、もともとのオリジナルの方法は、今は光で分光計っていうのを測るんですけど、もともとは100ccのお水に20℃で10gの砂糖が入っていると糖度1って数えるんですね。
キャベツとかレタスが糖度が2とか3ぐらいなんですけども、だいたいイチゴが17とかみかんが20とかそのぐらいで、バナナはなんと35もあるんですね。普通のチョコレート糖度30ぐらいなので、バナナはチョコレートよりも砂糖度が多いんですね。これが干し芋とか焼き芋になると65。で、スイートコーンと言われているトウモロコシは38ぐらいあるんですね。だから思いのほかすごく甘いものを摂っているんですね。で、こういうものを摂らないっていうのが本当に大事なんですね。本当のローカーボダイエットで、炭水化物、もっと言うと澱粉質であるご飯とか、じゃがいもとかね、それから小麦、小麦はあんまり推奨はしませんけど、本当純粋な澱粉質なので、澱粉質はちゃんと取らないとダメなんですよ。
澱粉質は口の中で分解されて、バクガトウになります。アミラーゼというもので。それで食道はほとんど吸収しない。胃もほとんど吸収しない。中日腸もほとんど吸収しない。小腸に行ったらマルターゼという酵素で、このバクガトウがブドウ糖になる。つまりブドウ糖になるまで6時間とか7時間くらい使って、さらに6時間から7時間くらいかけて非常に穏やかに吸収するんですね。最初に口に入れてから全部吸収するのに12時間くらいかかってるんですよ。ところがお砂糖とかは口でどんどん吸収しますから、あっという間に血糖値が上がるわけですよ。これは良くないです。だからこれを制限するっていうのがもともとローカーボン、炭水化物抜きダイエットだったのに、ご飯を食べないで、パンもスパゲッ…
カロリーはそうかもしれませんけど、吸収・代謝する順番とか速度とか、どこで分解するかとか全く違うので、だからご飯を食べないといいですっていうのは違うんです。やっぱりご飯をちゃんと食べてください。減らすのはだからお菓子のようなもの、そういうローカーボのものはいいんですが、これが勘違いしていてですね、ご飯を全く食べないでタンパク質と脂肪だけでいて痩せちゃうって言ってる人がいかに多いことか。
もうこの状態の人がすぐやるのが一個あるんですよ。それはプロテインを飲むっていうのをやりだすんです。なぜかというと痩せてると。筋肉がない。筋肉をいっぱい作るために必要なのはタンパク質。アミノ酸だと。それだったらそれだけでできてるもの、それはプロテインだというふうにしてプロテインをごくごくごく飲むわけです。ところがね、ガリガリの人がプロテインを飲んでね、体重がね、増えましたって言うのって、まず見たことないです。で、このプロテインっていうものは何かって言ったら、多くは大豆から作ったり乳製品から作ったりするものですけども、大豆製剤のものが多いんですが、
実はその大豆製のタンパク質をたくさん摂ると、この大豆にはですね、タンパク分解を阻害する酵素っていうのが入ってるんですよ。このうちのトリプシンを阻害する酵素が入ってるんです。どういうことかって言うと、大豆が自分たちが食い荒らされちゃって死滅するのを防ぐんですね。だから植物っていうのは必ずアルカロイドっていうものが入っていて、少し毒が入ってるんですよ。で、食べ過ぎると毒になるようにしてあるんですね。自然のものはですよ。遺伝子組み替えとかじゃないですよ。
入ってるんですよ。なので、豆腐とか枝豆だけでタンパク質を摂ろうとするっていうのは無理なんです。それを粉末にしてあるのがプロテインですけども、もう一つは、ちゃんと摂ることができるんですよ。ちゃんと噛まないと。吸収されないんです。例えばね、枝豆を食べるとするじゃないですか。もぐもぐもぐもぐ噛むでしょ。そうすると大腸の中にIGAっていう抗体があるんですけども、これが大豆に、タンパクにくっつくと、くっついてもずっといくんですよ。それで小腸に行って、これは吸収しなさいっていう指令がかかるんですよ。
これ腸幹免疫っていうもので、何を食べるか、何を吸収しないかっていうもので、最初にできたのはイソギンチャクのような包丁動物ですよね。口と腸だけしかない動物ですね。五階とかイソギンチャクはそうなんですけども、これで自分たちが、イソギンチャクって言ったら袋状になってますから、そこで消化したものを、これは吸収するしないって言って仕分けをして、いらないものをペッて吐き出すわけですよね。それが僕らも当然あるわけですよ。それは口と小腸でやってるんです。ということは、このIGAっていうラベルがつかない状態で、
大量にプロテインを飲むとどうなるかっていうと、吸収しないという、ことになるわけです。その弁として出ちゃうんです。ところが、本当にタンパク質が足りないと、我々は必須アミノ酸というものがあって、これを食べないと死んでしまうんですね。そうすると困った困ったということになって、しょうがないから小腸の吸収する穴を広げるんです。これをリーキーガットという状態です。そうすると死ぬよりマシだから、アレルギー物質ですとか体に害のあるものでも吸収し始めるんですよ。そうするとですね、本来であればタンパク質が血液中の中に入ることって絶対ないんですよ。
必ずタンパク質をアミノ酸にして、それをポリペプチドにして、ペプチドにして小腸から吸収するのに、タンパク質が体の中に入ってしまうということが起こるんですね。そうするとどうなるかというと、ホソクエアチリンキナーゼという酵素があって、血液中の中に流れてしまったタンパク質を分解する酵素を出すんです。普通はこれは脳梗塞とか心筋梗塞とか、ものすごく激しい運動をしたりとか筋トレをやりすぎたりすると出る酵素なんですけども、それが出ちゃう。そうすると体はまたそれで。
よくプロテインを飲みすぎで、そのホソクエアチリンキナーゼって。私の患者さんって3000とかすごい数値が出てる人がいて、一切タンパク質を食べない。お肉も嫌い、魚も嫌いだからプロテインだけ飲んでるって言ってて生理が止まっちゃったって言った女の子が来たんですけど、そういう子がいました。だからやっぱり痩せてる人たちに限ってですよ。良質なタンパク、良質なタンパク、良質なタンパクってもう繰り返し繰り返し言うんですよ。で、うちに来てた患者さんの中で、私が痩せてる人はまず炭水化物を取りなさい。それも品解食って言って1日5回とか6回に分けて食べてくださいって言うんですね。
それはなぜかって言ったら、持続的にブドウ糖が出るようにしてないとグルカゴンが出るのが止まらないからなんですよ。どか食いしちゃうとブドウ糖濃度が下がってる時にグルカゴンが出るから、常にブドウ糖が小腸から吸収されてる状態がいいに決まってますよね。口からブドウ糖吸収すると飲酒が出ちゃうからですよ。で、言ってるのにも関わらず良質なタンパク、良質なタンパクって言って、鳥の胸肉だったらいいですかとかね。それからもう一番ひどいとね、七面鳥の肉は脂肪分がない。漁出タンパクですとかね。カエルの肉はいいんですよ、脂肪がなくてとかね。一番すごかった人はワニの手がいいんですとかっていうのがあったんです。私は漁出はタンパクなんて言ってないです。グルカゴンを出さないためにご飯を食べてくださいって言うんですけど、一生懸命タンパク質を食べて、ご飯を食べないで、タンパク質を分解したらタンパク質が入ってくるからそれを分解するっていう、そういう等身性の流れができちゃうんですよ。
食べても食べても太らない。本当にだからいいお肉食べてる。いいお肉っていうのは脂肪分のないお肉ね。それはダメですよって。もう何重にも頭で今チラホラ思い出しますけど、ご飯を食べてくださいって言うとね、ご飯が体に悪いっていう、炭水化物を食べるのが良くないっていう、そういう洗脳にかかってるんですよ、皆さん。だから本当に痩せてて体重が増えなくて困ってる人は、まずはちゃんとご飯を食べてください。白米でいいですから。よく咀嚼してください。で、これがちゃんと分解されて、麦芽糖っていうものになってる。
イメージしてください。ご飯をね、30回から50回くらい噛むとちょっと甘くなるから、爆花糖になったの分かります。匂いも変わりますよ。例えば炊きたてのご飯って特々のほかほかの匂いがありますよね。あれが消えるんですよ。あれ澱粉の匂いだから。澱粉の匂いが消えて甘みが出てくるんですね。そしたら、これが小腸までこのままいって、ちゃんと吸収されて、ぶどう糖になると。そうするとグルカゴンっていうのが出なくなるんだな。福神からね、腎臓の上にある福神と、ここからグルカゴンが出なくなるんだなと思って、イメージをして咀嚼してください。
それを食べた暁にですよ、さらにタンパク質を食べるのは構いませんが、これもちゃんと動物性の脂肪があるところ、豚のバラ肉とか牛のバラ肉みたいに、ちゃんと脂肪があるところも食べてください。痩せてる人は。だけど優先順位は炭水化物です。この脂肪分があるところに、動物性の脂肪が人間の体のホルモンを作るわけですよね。こういうのが足りないと、また自分の体を分解してコレスロールを作るという、そういう回路があるわけです。ですからやっぱり、
コルチゾールが出てるからなんです。そうすると、タンパク質からアモニアを作って、それが発汗作用があったり、あるいはケトンですね。ケトンというのはアセトサク酸とヒドロフシラク酸とアセトンというものを作ります。これらはみんな発汗性が強いものですね。特にアセトンは代謝できないですから、機体として出すので、肺から出すわけですよ。アセトンってマジックインキみたいな、ああいう匂いがする、独特のアセトンの匂いがありますけど、あれが肺から出てるので、それで肺が、だから痩せててもがんになる人ってそういうことなんですね。
なので正しいやっぱり代謝が分かっていてどうやって消化吸収されるってのが分かっていないと,ただ単に筋肉が少ないから筋肉のもとを食べればいいってそんな簡単に体できてないんですよ。だから皆さんもよく代謝のことを理解して痩せてる人はまずちゃんとご飯を頻回食ですね。3食以上に分けて例えば朝ごはんとお昼ご飯なりスプーン1杯でもいいんですよ。それをもぐもぐもぐも50回くらい食べるって言って持続的にちゃんと小腸に爆ガトーが入っていくってのをイメージして食事をとるようにしてください。