この講義の核心は、コレステロールの役割とそのバランスの重要性を理解することです。食事日記をつけて、日々のコレステロール摂取量を記録し、バランスを意識することが推奨されます。
要点
- コレステロールの過剰摂取は動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、胆石、慢性膵炎のリスクを高める。
- コレステロール不足はホルモン不足、免疫力低下、神経障害、消化不良を引き起こす。
- 中性脂肪は余剰エネルギーを蓄えるもので、コレステロールは細胞膜やホルモンの合成に必要。
- 昔からの和食はコレステロールのバランスを保つのに最適。
- ファストフードやインスタント食品はコレステロールの過剰摂取を招く。
- 適切な量の肉を食べ、植物性の油は控える。
- 青み魚を食べることでHDLを増やし、動脈硬化を抑制する。
- 海藻を食べることで余剰のコレステロールを調整する。
ハイライト
"コレステロールの過剰摂取にある病気。"-- Speaker 1
章とトピック
- コレステロールの過剰摂取による病気
コレステロールの過剰摂取は動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、胆石、慢性膵炎などのリスクを高める。特にLDLが高くなるとこれらのリスクが増加する。総コレステロールが230や240を超えると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが1.6倍から2倍に上昇する。
- 動脈硬化はコレステロールの過剰摂取によって引き起こされる。
- 心筋梗塞や脳卒中のリスクはLDLが高くなると増加する。
- 胆石は肝臓で合成されたコレステロールが胆嚢に溜まることで形成される。
- 慢性膵炎は膵臓からのリパーゼの過剰分泌によって引き起こされる。
- コレステロール不足による病気
コレステロールが少ないとホルモン不足、免疫力低下、神経障害、消化不良などの問題が発生する。特に女性では月経が止まることがある。
- ホルモン不足はコレステロール不足によって引き起こされる。
- 免疫力が低下し、神経障害が発生する可能性がある。
- 消化不良は胆汁酸の不足によって引き起こされる。
- 中性脂肪とコレステロールの違い
中性脂肪は余剰エネルギーを脂肪として蓄えるもので、コレステロールは細胞膜やホルモンの合成に必要な物質である。どちらも多すぎても少なすぎても問題がある。
- 中性脂肪はトリグリセリドと呼ばれ、脂肪酸とグリセリンから成る。
- コレステロールは細胞膜やホルモンの合成に必要。
- 中性脂肪が多すぎると血液がドロドロになる。
- 食事療法とコレステロール
コレステロールのバランスを保つためには、昔からの和食が最適である。ファストフードやインスタント食品の摂取は控えるべきである。
- 昔からの和食はコレステロールのバランスを保つのに最適。
- ファストフードやインスタント食品はコレステロールの過剰摂取を招く。
提案
- 適切な量の肉を食べ、植物性の油はできるだけ控える。
- 青み魚を食べることでHDLを増やし、動脈硬化を抑制する。
- 適切な量の肉を食べ、植物性の油は控える。
- 青み魚を食べることでHDLを増やし、動脈硬化を抑制する。
- 生鮮食料品を取り、青み魚を食べることで自然にコレステロールを調整する。
- 海藻を食べることで余剰のコレステロールを調整する。
- 生鮮食料品を取り、青み魚を食べることで自然にコレステロールを調整する。
- 海藻を食べることで余剰のコレステロールを調整する。
本文
で、このコレステロールの過料摂取による病気とは何なんですか?まず、これは動脈硬化です。コレステロールがたくさん溜まると、血管の内皮細胞についてコレストが沈着して悪くなります。これは植物性の油のアルジヒトにもよっても悪くなるわけですから。一番ダメなのは、植物性の油で肉を炒めて食べるのがいけないわけですね。それから心血管疾患。まあ心筋梗塞とか脳卒中ですね。脳卒中というのは、脳梗塞とくも膜下出血ですね。それから心室異常症。まあ、このLDLが高くなると、先ほど言った心筋梗塞とか脳卒中のリスクがすごく高くなるんですよ。あの。
総コレステロールだと、だいたい220ぐらいが上下と言われることが多いんですけども、これがだいたい230とか240とかね。このぐらいの値を超え始めると、脳卒中のリスクだとか、心筋梗塞のリスクが1.6倍とか2倍とかって上がり始めていきます。で、上がれば上がるほど、これらの疾患のリスクは高くなります。それから胆石ね。これも肝臓でコレステロールが合成されます。肝臓の中の管が総胆管という管があります。この総胆管という管が12指腸につながっています。で、肝臓で合成されているもの、これはコレステロールだけじゃないです。すべてのものはこの総胆管を通って12指腸につながります。12指腸の出口をファーター乳頭っていうところになるんですけども、ここから出てきて、まあコレステロールも当然12指腸から出るんですけども、この総胆管の途中に一番最初にあるのが胆嚢です。
胆嚢は余剰のコレステロールなどをこの中に入れておくわけです。そして必要に応じてここから双胆管に排泄すると、その途中に膵臓があります。で、膵臓からそれこそこのコレステロールなどを分解するリパーゼが出るんですね。で、最終的にファーター乳頭っていうところから12指腸に出てくるわけですね。で、この余剰のものは胆嚢に食べますから。これがいっぱい溜まってくると何になるんですかっていうと、タンデーと言って、胆嚢の泥でこれに炎症が起きると石灰化します。それこそトランス脂肪酸があったりすると炎症を起こします。そうすると最終的にカルシウムが炎症になると出ますから、石ができる胆石ができるとで胆嚢が詰まってしまうというと激痛になるわけですね。それから慢性膵炎。これはコレステロールをたくさん捨てるわけですよね。
そうすると、膵臓からリパーゼという油を溶かす酵素が出るんですけども、膵臓はリパーゼという油を出す酵素と、トリプシンと肝トリプシンというタンパク質を分解する酵素と、それからアミラーゼね炭水化物を分解する酵素で、本来であればアミラーゼは唾液で出しているのを使うべきなんです。でも、よく噛まなかったりとか、ドカ食いするとしょうがない。膵臓からアミラーゼ出します。同じようにタンパク質が過量だったりとか、油まみれのタンパク質だと、先ほど言ったように胃ではリパーゼがないですから。しょうがないから、膵臓からトリプシンとキモトリプシンというタンパク分解酵素を出すんです。あれ、さっきペプシノーゲンとかトリプシノーゲンというのがあって、胃では塩酸と反応させてから出すんですよね。その通り。ところが膵臓は直接タンパク分解酵素を出しちゃうんですよ。
しかも胃袋っていうのは二リッター近く入って、胃の中っていうのは長いと4時間ぐらい胃の中に食べ物が残ってる。4時間から4時間半ぐらい残ってるわけですよ。それが12指腸って言ったら指12本分ですよ。こんな長さですよ。ここを通過するときに急いでタンパク質を分解しなきゃいけないんだから。膵臓はキモトリプシンとトリプシンとアミラーゼとリパーゼっていうのを同時に出します。こんなにあのトリプシンだけ出すとかね、リパーゼだけ出すとかってできないわけですよ。そうするとタンパク分解酵素を大量に出すので、自分が溶けちゃうんです。膵臓が溶けちゃう。これ、もう非常に危険な状態です。命の危険を伴います。実際なくなる方もいます。流性水泳ではね。で、そのタンパク分解酵素がたくさん出るから、当然12指腸の中も炎症が起きます。
そしてそれがまた肝臓で合成されるものです。すべての油は、最初は口の中にある唾液腺から2パーゼという油を分解する酵素があります。これによって。されます。ところが、よく買わなかったり、丸呑みするような食べ方だったり、あるいは水分を多く取りながら取ってしまうと、分解されないでそのまま胃袋に入ってしまいます。胃袋に入った油は分解されません。なので、油まみれの食品が入ってくると、油はものすごく負担をかけるんです。油は水に溶けません。
12指腸潰瘍はこれが原因です。そして、その12指腸に穴が開いている状態でアミラーゼが血中に入り込んできます。それが咀嚼不良ちゃんと噛まない人で、血液検査したらアミラーゼが出てくるっていう。というと膵臓が悪いって言うんですけども、私から言わせていただければ噛んでないからです。実際そうです。だから血液検査をしてアミラーゼが高い人たちに問診取ると、いや、なんか早食いなんだよねとか、いや、噛んでますよ。ちゃんとパンとかラーメンする時も3回噛んでますよとかね、そういうこと言うんですよ。30回ぐらい噛まないとダメなんですよ。で、そこでこのリパーゼもう。
コレステロール合意と一緒に同じように出すんですけども、一緒にヒモトリプシンとトリプシンも出ちゃうから、油が多くても膵臓は溶けちゃうんです。だから慢性膵炎とか急性膵炎になる。いや、膵臓は絶対壊しちゃダメです。膵臓はこの外分泌って言って今言ったタンパク質と、それから脂肪と炭水化物を分解する酵素を出すだけでなく、インスリンを出す方です。内分布機関でもあります。同様に、今度は血糖値を上げるグルカゴンっていうのを出すところです。この二つのホルモンが出なくなると、血糖のコントロールができなくなるわけですよ。だから糖尿病はもちろんですけど、膵臓癌になってもインスリンとかそういうのが出なくなっちゃうんですよね。だから、膵臓を摘出した人は糖尿病と同じようにインスリンを自分で注射を打ってる人いるっていうのは、それになるわけですよね、これが。だから、コレステロールの過料摂取にある病気。
今度はコレステロールが少ないとなる病気一つ目がホルモン不足です。先ほど言った通り、若い女の子がお肉嫌いって食べてないと、女性ホルモンが足りなくなって月経が止まっちゃうという現象があるとも言いましたよね。それから免疫力が下がります。当たり前ですけど、細胞の膜を作るわけですから。細胞の膜の原料が足りないわけですから。免疫機能が落ちるわけですね。それから神経障害が起きます。これは植物性の油を取りすぎるとアルデヒドっていうものができて、その神経の外側ですね。ここに電線がありますよね。コードは中に電線が入っている。これ伝導体です。外は。これはシリコンとかゴムですね。我々の神経も同じように、中に電流が流れるところは伝導体ですけども、これ、むきみだったらショートしちゃうわけですよ。
神経と神経が当たったら正しい情報が流れなくなっちゃうので、神経症ミエリンって言うんですけども、脂肪細胞でここが覆われているんですね。で、現在は植物性の油の取りすぎで油が酸化してアルデヒドになって、この神経症が障害を起こして、ここが悪くなる。あるいは小麦をたくさん食べて、そのグルテンが。間違えて神経症を自己免疫疾患として攻撃してしまう。まあ、ダブルの場合が多いんですけどね。で、パーキンソン病になるのもあるんですけど、コレステロールが足りなくても神経症合成できなくなりますから、神経障害が起きます。これはね、どちらかというとね、その痙攣するとか、パーキンソンとかじゃなくって、うつ病とかね、アルツハイマー病とかね、脳神経系の疾患を起こすことがあります、それから。
消化不良。これもまあ矛盾するようなんですけども、胆汁酸というものを作るのにも、やっぱりコレステロールが減少いるんですね。で、こう、胆汁酸も脂肪の消化に使えます。なので、脂肪を取らないと脂肪の消化ができないという現象が起きるんですね。どうすればいいんですか?って言ったら、適切な量の、やっぱりお肉を食べ、そして植物性の油は日本人としてはできるだけ取らないで生成してある油かけたりする油とか、ドレッシングみたいな油だとか。天ぷらだとかフライだとかっていうのは、もう取りすぎなんですね。自然に食品から取るものがいいと。まあ、それからHDLとLDLとまあ、この違いですけども。まず善玉と言われているHDLですね。この役割は余分なコレステロールを吸収して肝臓へ運ぶという役割なので、HDLが高い方がいいと。HDLを増やすにはどうしたらいいんですか?というと、青み魚を食べるといいと。
私がイワシがいいんですよって言ったら、そうですね。もちろんイワシがなくてもいいですよ。さんまでもサバでもいいんですけど、アジでもいいんですけども。まあ、通年取れるも、さんまちゃんはもう今は旬じゃないですよね。で、一年を通じて取れるものはやっぱりイワシなんだと。ゆえに動脈硬化を抑制すると。まあ目標はだいたい男性だとHDLは40以上で、女性だと50以上と。僕ね、血液検査するといつものHDLがすごく高いんですよ。しょっちゅうイワシとかサバとか食べてるからなんですね。HDLがじゃあすごく高いと。何か問題があるかというと、実際問題がないようなんですね、極端に。
とか300はまた別ですよ。標準の値っていうのは、あれは正常値じゃないですからね。計測している標準よりやや超えるぐらい。でもHDLはあまり問題がないとで、ところがLDLの方はそうじゃないと。で、これは肝臓から全身へコレステロールを運ぶとで、動脈硬化のリスクを高めると百未満が理想。とで、このね、LDLも。血液検査をすると、保険だとLDLって出てきちゃうんですけども、これ酸化LDLと酸化してないLDLは違うんで、酸化してないLDLはね、悪い作用が少ないんです。だから、本当に厳密に調べる場合は、酸化LDLを調べないといけないと。最後にね、中性脂肪とコレステロールともよく言われますけれども、中性脂肪っていうのはなんでかと。コレステロールは何かと。まあ、コレステロールは今言った通りの話です。
で、細胞膜になったり、ホルモンになったり、単純酸の原料になって脂肪を分解したりすると悪い役割だったら動脈硬化に関係があると。で、中性脂肪っていうのは何かというと、トリグリセリドって言うんですけど、これは脂肪酸というものにグリセリンがくっついたものです。グリセリンっていうのは酸化アルコールって言うんですけども、オーエイチっていうのが三つある。グリセリンは簡単に言うとあの干潮ですよ。あの干潮はグリセリンというもので。これに脂肪酸というものが、こう三列についているものを中性脂肪と言って、これは油をですね、体に溶ける状態で保存するものなんですよ。だからご飯とかお酒とかでも食べ過ぎると中性脂肪として保存するんです。で、それがまた肝臓で。だからコレステロールに合成したりするんですね。で、これ余剰だと血液中に中性脂肪がたくさんある状態っていうのは、これはよろしくないです。血液ドロドロになりますからね。
最終的にはこれは内臓脂肪、あるいは皮下脂肪として蓄えて、そこに捨てるわけですね。だから中性脂肪もありすぎちゃいけないですから。中性脂肪っていうのは、余剰エネルギーを脂肪として蓄えると。コレステロールは細胞膜とかホルモンとか体を作る原料にするんですけども、取りすぎるとやっぱり良くないとまとめますと。コレステロールは細胞膜やホルモン合成に必要な物質であると。で、肝臓で合成されると。で、食事からコレステロールを直接取ることも可能であると、それが卵などのもの、いくらとか、こういう卵関係のもの。ただし、取りすぎるのは良くないと、HDLとLDLっていうのがあるとバランスが重要で両方必要です。でもLDLは多くなると動脈硬化を起こします。過料を摂取すると、動脈硬化にとどまらず、心筋梗塞、脳梗塞、くも膜下出血、腹部大動脈解離などの死に至らしめるような病気を作ると。
ただし、不足すると月経が止まってしまうようなホルモン異常も起こるんですよと。ですから、中性脂肪とコレステロールとは全然別物で、コレステロールはまあ体を作る材料だ、原料だと。で、中性脂肪はいざという時に使う貯蔵用の燃料だと、お金で言ったら貯金みたいなもんです。今言った通りに多くてもダメ、少なくてもダメなんですけども、今の日本人はほとんどが取りすぎです。ほとんどが取りすぎです。ファストフード。インスタント食品加工食品。残念ながら給食、こういうものは多いんですよ。それから袋に入っているものとか、箱に入っているもの、もうこういうものを食べている時点で絶対過料摂取です。ですから、やはり生鮮食料品を取り、そして青み魚の魚を取ると。そうすると自然に取れると。もし余剰に取ってしまったらどうするんですかっていうと、海藻を食べているといい。
ということは、結局は縄文時代から弥生時代、そして戦前まで食べていた食事はコレステロールが高くなりすぎず、低くなりすぎず、そしてコレステロールを合成するためのビタミン類。海苔を食べるとビタミンCも取れるということで、多くも少なくも取らないというのに、一番いいのは昔からの和食であるというお話でした。コレステロールが高い低いということで、植物性の油の取りすぎだとかね、動物性の取りすぎだとかね言われる言われてて。で、食事療法をして改善したと。こんな人もいっぱいいると思います。あるいはこれはね、サチンという薬ですね。コレステロールを下げる薬。これを処方されると、これは家族性ですよって言われてるんですけど、実は家族でみんなで油ものをとっていることがほとんどなんですね。で、そんなのをいわゆる四毒抜きをしたら良くなったという人がいら。っしゃ。ると思います。
ですから、ぜひ皆さんの体験をですね、投稿欄のところに書いてください。そこでみんなで学習しましょう。東洋医学のいいところは、そういう経験から学ぶんですね。医者から教えてもらうんじゃなくて、自分たちが良くなったという情報を共有。共有して、そしてみんなで直していくというところですので、このチャンネルは西洋医学も東洋医学も網羅してますから、ぜひ東洋医学的な発想でも皆さん体の健康を見てください。今回はコレステロールについてお話をさせていただきました。日本の病を治す吉野利明でした。ご視聴ありがとうございます。好評いただいております吉野利明オンラインサロンのご紹介をします。