この講義では、アトピー性皮膚炎の増加とその原因としての食生活の影響について議論されました。特に、グルテンや甘いもの、パーム油の摂取がアトピー性皮膚炎を悪化させる可能性があることが指摘されました。また、東洋医学の視点から、皮膚と感情の関係についても触れられ、感情の管理が治療において重要であるとされています。
要点
- アトピー性皮膚炎の増加
- 東洋医学的なアトピー性皮膚炎の見解
- 皮膚と感情の関係
- 食生活とアトピー性皮膚炎の関連
- グルテンとアトピー性皮膚炎
- 妊娠中の食生活が赤ちゃんに与える影響
- 3世代にわたるアトピー性皮膚炎の悪化
- アトピー性皮膚炎の原因と食生活の関連
- パーム油の影響とその使用状況
- 糖類が炎症を強くするメカニズム
ハイライト
"悲しみっていうものは甘いもので消せるんですね。一時的にですよ。"
章とトピック
アトピー性皮膚炎の増加
アトピー性皮膚炎は過去数十年で急増しており、特に生まれたばかりの赤ちゃんにも見られるようになっている。
- 要点
- 昭和49年(1974年)頃にはアトピー性皮膚炎の子供はほとんどいなかった。
- 現在では生まれつきアトピー性皮膚炎を持つ赤ちゃんが増えている。
東洋医学的なアトピー性皮膚炎の見解
東洋医学では、アトピー性皮膚炎は皮膚の状態と感情(悲しみや甘え)に関連していると考えられている。
- 要点
- 皮膚は東洋医学で「筋」に分類される。
- 皮膚の下の神秘は「土」に関連し、甘えや甘いものと関係がある。
食生活とアトピー性皮膚炎の関連
食生活、特にグルテンや甘いものの摂取がアトピー性皮膚炎に影響を与える。
- 要点
- グルテンを含む食品(パン、クッキーなど)がアトピー性皮膚炎を悪化させる可能性がある。
- 妊娠中の母親の食生活が胎児に影響を与える。
3世代にわたるアトピー性皮膚炎の悪化
アトピー性皮膚炎は世代を重ねるごとに悪化する傾向がある。
- 要点
- 祖母、母、子供の3世代にわたってアトピー性皮膚炎が見られる。
- 食生活の変化が世代を超えて影響を与える。
アトピー性皮膚炎の原因と食生活の関連
アトピー性皮膚炎は食生活と密接に関連しており、特に甘いものや小麦製品、パーム油の摂取が影響を与えるとされる。
- 要点
- 甘いものや小麦製品の摂取がアトピー性皮膚炎を悪化させる。
- パーム油は日本の油市場で多く使用されており、特にファストフードに多く含まれる。
- 糖類は炎症を強くする作用がある。
- 説明
アトピー性皮膚炎の患者は、甘いものや小麦製品を頻繁に摂取していることが多く、これが症状の悪化に寄与していると考えられる。また、パーム油は多くの加工食品に含まれており、これも影響を与えている可能性がある。
アトピー性皮膚炎と東洋医学の関係
東洋医学では、アトピー性皮膚炎は感情や食生活と関連しており、特に甘いものを摂取することで一時的に悲しみを和らげることができるとされる。
- 要点
- 甘いものは快楽報酬系に作用し、ドーパミンを放出させる。
- 悲しみを甘いもので一時的に和らげることができる。
- 東洋医学では、アトピー性皮膚炎は感情と関連していると考えられる。
- 説明
東洋医学的には、アトピー性皮膚炎は感情や食生活と密接に関連しており、特に甘いものを摂取することで一時的に感情を和らげることができるとされる。このため、感情の管理もアトピー性皮膚炎の治療において重要である。
本文
日本の病を治す、吉野俊明です。今回は、アトピー性皮膚炎、これについてお話をしたいと思います。アトピー性皮膚炎についても、お話を聞きたいという人、多かったんじゃないでしょうか。今回いよいよ、アトピー性皮膚炎の話にも触れさせていただきたいというふうに思います。例によって、なぜアトピー性皮膚炎になったのかというのを、まずは東洋医学的な見地からお話をしたいと思います。
その前に、アトピー性皮膚炎というのは、確かに今とっても多いんですが、僕今56ですけども、僕が小学校1年生の時、6歳ですよね。どのくらいの子供がアトピー性皮膚炎だったかって言ったら、私はマンモスコにいたんですね。8クラス、9クラスくらいだったのかな。当時はもう一クラスが50何人とかでした。だから1学年が600人ぐらいですよね。もっと多かったら10何クラスだったのかな。マックスの時は小学校の1年生から6年生で2000人超えてましたんでね。
で、同じ学年ですよ。600人700人いるような子で、アトピーの子っていうのは記憶がないです。見たことなかったです、当時はね。昭和49年になります。僕が小学校1年生の時っていうのはね。1974年ですけども、これが1年生、2年生、3年生、4年生、5年生、6年生になって、中学校の1年生の時でもクラスに1人はいませんでしたね。体育の授業が男子と女子が当時別々だったので、例えば1組と2組の男子が体育をやる。1組と2組の女子が体育をやるって言って、女子が着替えるのに出なきゃいけないですから、じゃあ1組の方は。
男子が一定って、2組の方は女子が全部一定って言って、鍵かけてカーテン閉めたりして着替えて、で、おのおのがやるっていう時に、男性の背中とか首を見る機会があるわけですよ。その時も中学校1年生の時はアトピーの子がいた記憶がないんですけど、3年生ぐらいの時に1人いるかなとかいう感じでしたね。で、高校生になってからもそんなにはいませんでしたけど、結構アトピーがひどい子が、当時行ってた学習塾とかにいて、
あ、結構この子ひどいんだなとかね、首が全部アトピーでいつもボリボリボリボリ書いてたりとか、こういう肘、内側ですよね、こういうとこがいるっていうのがいましたけども、もう今のようにですね、うちのクリニックに、もう生まれつきですよ、だから。赤ちゃんを取り出したら全身アトピーだったとか。っていう子が今いますけど、そんなゼロ歳児だとか、生後6ヶ月で全身アトピーとかっていう子が、
あれからもう50年経ちましたけども、本当に年を追うごとに増えていって、僕が大学卒業して2年目3年目ぐらいの時に、私の父親がある中学校の講義をやってたので、手伝いなさいということでお手伝いに行ったんですね。7年間ぐらい講義の手伝いをしてましたけども、やっぱり年を追うごとに増えてましたね、その時は。どんなに増えてるんだなっていうのが実感で、それが20代後半ですから、約20何年、30年弱ぐらい経って、今本当にとっても多い状況になっているということです。
なので、非常にアトピー性皮膚炎は増えているというのが実感でもそうですし、医学的にもそうなんですね。じゃあこれがなぜなるか、なぜアトピーになるかということですけども、皮膚です、まず。皮膚は何ですかって言ったら、語行で言うと、筋です。皮膚はね。そして、概念としては、悲しみとか喪失感という概念ですね。
ところが、この皮膚の状態は、アトピー性皮膚炎の状態を見ていると、上から表皮、その下に神秘、その下に結合組織、そして筋肉となるわけですけども、この神秘のところですね。ここは何なのかというと、これは皮膚ではないんですね。ここは臓器で言うと、血液とか脾臓とかというのと同じで、この皮膚の下の神秘というところは、概念で言うと土になるんですね。
土って何ですか?というと、これはいろいろありましたよね。母性とか甘やかすとか、嫉妬するとか。というのがあるんですけども、病気の感情としては、甘えとか甘いものとかですね。つまり悲しみ、そして甘いもの、こういう概念がアトピー性皮膚炎と東洋医学的には関係があるということです。
そこでですね、我々のところには西洋医学では治らないとか、いやずっと一生スローリューですよとかって言われてる人、あるいは赤ちゃんでもう取り出した時から全身アトピーですよっていう子が来るわけですよね。そうすると小児科の先生とかでも難儀するわけですよ。それで見てくださいよねっていう形で来るわけで、例によって東洋医学的な問診を取ります。で、この赤ちゃんは、つい数ヶ月前までお母さんのお腹の中にいたわけですよ。で、取り出した時にもアトピーになってるってことは、もうお腹の中でアトピー性皮膚炎になってるわけですよね。
じゃあどういう子供が、っていうことですけども、これはもう結論になってしまいますけども、お母さんが妊娠中どころか、それより前から先ほど甘いっていう概念とか悲しみっていう概念があると言いましたけども、これらに該する食べ物って何ですかって言ったら、当然お菓子とかクッキーとかっていうものになってくるんですね。で、そもそもが小麦のところでも説明しましたし、小麦の歴史のところでもお話ししましたけども、小麦の中のグルテンですよね。つまり、アトピー性皮膚炎が悪化している人でも、パンを減らしたら少し軽くなったとか、あるいは場合によっては全く取らないと治ったっていう人たちは臨床的にただ経験するわけですよね。
で、赤ちゃんはお腹の中にいるわけですから、赤ちゃんは食べることできませんよ。で、お母さんが食べたもの、これが消化され、分解され、そして小腸で、そして血液に入って、この血液が全身を巡り、これが胎盤を通じてお母さんの血液から赤ちゃんのおへそを通して、そしてその栄養で赤ちゃんは生きているわけです。赤ちゃんも生物ですから、当然代謝します。そして老廃物はどうするんですか。それはへそのを通じて今度お母さんの腸脈に入って、お母さんが腎臓でろ過して、おしっことして捨てたりとか、排泄物である便として捨てているわけですよね。
つまりお母さんが食べたものそのもので赤ちゃんは生きているわけです。もっと言うと、これは子宮内膜、女性の病気のところでもお話ししましたけれども、この,クッキーとかお菓子とかですよね。まずグルテンと植物性の油と砂糖というものを多く食べている人に女性の疾患がとっても多いわけです。加えて乳性,これ全部入ってるのって何ですか?ケーキとかクッキーとかチョコレートとかっていうものになります。こういうものを中学生とか高校生ぐらいからすごく食べてる人。
で、大体ですね、高校生かな?高校生ぐらいになると、学校の帰りにコンビニに寄って、お友達でみんなでお菓子を食べてから帰るとかね、そういうことが形成されるんですが、中学生ぐらいだとさすがにコンビニに寄ってるっていうのは少ないんですけども、もう高校生ぐらいになるとすごく多いです。この頃から不人科系の疾患の全長が出ます。つまり生理痛が激しいとかね。鎮痛剤を飲まないと。あの。我慢できないとか。不人科系の疾患のところの番組見ていただきたいんですけども、本来であれば痛み止めなんていらないんですよ。生理っていうのは生きることわりって書くぐらいで、おしっこするのも生理現象。うんち出すのも生理現象。で、軽血が出るのも生理現象。
だから排便の時に多少の違和感とか痛みがあったりとかね、おしっこしてる時に、まあ痛みはほとんどないでしょ、尿が出てるなぐらいの感じはあるかもしれませんけども、本来であれば月経痛とかっていうのは非常に少ないはずなんです。非常に少ないはずなんですね。で、やっぱりこういうお菓子とか食べてる人に多いし、子宮内膜症なんていうともう極端ですよ。もうお菓子類を食べるのを皆無にしましたとかね、スパゲッティとかパンを食べるのを皆無にしましたっていうと、それだけでもほとんど改善しちゃう人が多いんですね。
これはだから甘い、甘えるとかっていう概念ですよね、もともと甘いものがね。それとプラスグルテン不対称ですよね。グルテンに対して正常免疫を出さない人っていうのが何割かいます。日本人の大体7、8割ぐらいと言われてますけども、この状況になってる子宮内膜の状態で妊娠をして、そして中で赤ちゃんを育てて、さらにそういう食べ物が今度は直接血液を経由して入ってくる。
赤ちゃんというのは当然生まれた時は3000グラムぐらいですけども、こんな大きさですけども、よく考えてください。生死と卵死が受精した時点ですよ。もう細胞のレベルですよ。そのレベルでもお母さんの子宮にある栄養を吸って入ってくるわけですから、僕らで言ったらとてつもない量が入ってくるのと同じわけですよ。ですから昔の僕たちが子供の時のアトピー性皮膚炎というのは、お母さんがそんなに今みたいにバクバクバクバクお菓子を食べたりとかっていう状況じゃなかったです。
そうすると僕が子供の時はコンビニエンスストアがまずないです。自動販売機というのもあったけど非常に少なかったですね。だいたいお菓子なんかも、単純に、誕生日だとか誰かが入院、会期祝いでもらったとか、そういうものであって、学校帰りに毎日食べるとかっていうことは、私が高校生の時でもありませんでした。当然、大学入ってからでも、お菓子をポリポリ食べてるっていう状況っていうのはほとんどなかったですね。僕は全くなかったですけど。
僕も小麦に関して言うと、小学校、これはもう給食でしたよね。それから中学とか高校ですと、うちでやはり当たり前ですけど、母親が普通にスパゲッティ作ったりとか、餃子の冷凍食品をチーンとやったりとか、ピザの冷凍食品チーンとやったりとか食べてましたけど、非常にアレルギー性鼻炎がひどかったんですけど、大学入ってから一人暮らしするようになって、自分でご飯食べてました。パンを食べたことっていうのは、自分の意思でパン屋さんに行ってパンを買うとか、コンビニエンスストアに行ってパンを買うっていうのは、完全にゼロでした。一回もなかったです。
なんかもらったものをもらうことが…もう年に1回もなかったですね。今度大学6年間でですからアレルギーは本当に感知してしまったんですね。全くなくなりました。でもその時はグルテンということは全く分かってなかったですけどね。こういうお話をして、当然赤ちゃんが妊娠している時どうでしたかっていうと、食べ座りっていうのがあるんですけど、食べてないととにかく気が済まないっていう時に菓子パンをすごい食べてました。なんていう人の赤ちゃんでアトピーがひどい人がやっぱり多いんですね。
それからこれだけじゃなくてやっぱり3世代目でひどくなってますね。なのでそのアトピーが生まれた時からひどかったっていう時は、できればおばあちゃんも来てくださいって言うんですよ。おばあちゃん、お母さん、赤ちゃん。お母さんはアトピーはどうなんですかって言って、ちょっとこういうとこに軽くあるぐらいですけども、ステロイドを塗ったりとか飲んだりしてよくなってて、最近はそんなに。お母さんはそんなに悪くないですけど。
70代から80代ぐらいの人が多いですけども、やっぱり戦後ね、昭和、例えば30年代ぐらいに生まれてる人が多いので、普通に学校でパン食べてましたとか、その中でもすごくホットケーキが好きで、コンビニエンスストアができるようになってからはもう食べてますよって。じゃあお嬢さん妊娠してる時どうですかって言うと、今の人ほどは食べてないけども、やっぱりクッキーとケーキが好きだから食べてました。そうするとお母さんは軽いアトピーでした。3世代目ですよね。そうするとやっぱり濃縮、濃縮、濃縮になるので多いです。
このおばあちゃんもお母さんも全くそういうものを食べてなくて、生まれつきアトピーの子っていうのはほとんど、ほとんどって僕は経験したことないです。で、逆にその生まれつきアトピーの人っていうのを妄心とっていると、いつものようにそんなに食べてませんが始まるわけですよ。じゃあお中元と。お世話でもらったものは全部捨ててますか。いやそれ全部食べてます。もらったお菓子も全部食べてます。職場にもお菓子が必ず置いてあります。時々コンビニに寄った時についでにケーキを買って食べますとか、友達と一緒にお茶飲んでる時はちゃんとケーキとお茶頼んだりとかしてますとか。これを1日2回とか3回とか食べてることも当然あるわけですよね。
これを全部慣らして平均するとどのぐらいですかって言うとだいたい1日1回ぐらいは食べてるぐらいになるわけですよ。それからこれ小麦だけじゃなくて私はパーム油の影響が多いんじゃないかっていうのを疑っています。これパーム油は日本の油市場の中で約3分の1ぐらいがパーム油なんですね。ところがコンビニとかスーパー行っても売ってません。これ工業的に作られてるものに多く入ってるんですね。あとおそらくであろうファストフードですね。ハンバーガーショップとかフライドチキンのショップとかっていうところで揚げてる油がパーム油の可能性が高いんです。
なぜならば揚げる前に。これは非常に毒性が強いので、多くの先進国では食用で禁止されているところがあるぐらいなんですね。そういうものが安い袋に入っているようなお菓子だとか、ファストフードだとかに入っている。こういうもの、そして小麦、そして甘いもの、特に砂糖、ブドウ糖も花糖もそうなんですけども、糖類はみんな炎症を強くするんですね。
砂糖がアトピー性皮膚炎を作ることはないんですけども、悪化はさせます。それから赤ちゃんは書くなって言われても、無意識にやっぱりこれやりますよね。書くのをやっているとやっぱり悪くなる。うちにも小児科の先生が来ていますし、それから以前勤務していただいた小児科の先生もそうなんです。やっぱり子どもの治療ってアトピーってすごく多いんですね。で、これもやっぱり経験則でやっぱり食べてる方が多いっていうのは皆さん先生方おっしゃいます。ですからこれは東洋医学的語行で言うとやっぱり甘いもの、それから甘いもそうですよね。甘いものをやめられない。
うん。それから悲しくなるね。失恋しちゃうとお菓子とか食いしちゃうとかケーキとか食いしちゃうとありますけども、悲しみっていうものは甘いもので消せるんですね。一時的にですよ。砂糖は快楽報酬系、甘いものは快楽報酬系に入りますからドーパミンが出ることによって悲しみが消せるんですね。となるとこれは東洋医学的に考えること、それから日本のアトピーがずっと増えてきている歴史を鑑みること、そしておばあちゃん、お母さん、赤ちゃんという3世代の歴史を見る。こうやって私がいつも言っている定義と歴史の部分ですよね。歴史の部分ですよね。日本のアトピーが増えてきているこういう歴史と家族の歴史とそれから日本人が甘いものを摂ってくるようになった歴史、そして東洋医学的にどんな感情があるか。
で、なってるのかって見ると、テーマはやっぱり悲しみっていうものと甘いものっていうのと甘えるっていう概念になります。で、このアトピーっていうのはどういうことかっていうと、毒を捨ててるっていう現象なんですよ。毒を捨てる方法は全部で4種類、5種類かな、5種類あります。1つはおしっこで出す方法。2番目はうんちで出す方法。で、それでも出せない毒っていうのは、本来であれば毛髪から出してたんです。
例えば、重金属なんてそうですよね。あとは、皮膚から捨てるか、大腸から捨てるかです。これが海洋性大腸炎とかクローン病。この話は以前しましたので、番組で探してみてくださいね。海洋性大腸炎ですとかクローン病の話もしていますが、今日がこの皮膚の話になります。この皮膚と大腸は裏返しの関係。この関係になります。なので、このクローン病とかで大腸の中を下部内視鏡で見ると、アトピーとのうちにただれているんですけど、そういう人は皮膚が割ときれいなんですね。
その逆で、アトピーになっている人だと大腸の中は割ときれいなんです。つまり、我々にとっていらないものを下毒することができなくて捨てる場所というのは、皮膚を優位に捨てている人なのか、大腸の方から捨てている人になって、これは皮膚の方がより実症に近くなって、大腸の方が虚症に近くなります。こうやって見ていくと、投与医学的になぜアトピーになっているのかというのが、割となる患者さんのパターンが特定しやすくなってきますね。
となると、投与医学の大事なところは、なってから治すよりも、ならないようにするんですので、そのアトピーの赤ちゃんが治ったら、今度はその赤ちゃんが女の子で出産するまでに、その原因が、アトピーを除去しておけば、世代によるアトピーの連鎖というのを止めることができますよね。そのようにしてアトピー性皮膚炎を理解するというふうにしていただければいいんじゃないかと思います。今回はアトピー性皮膚炎についてお話をさせていただきました。